• これが障がい者雇用のロールモデル!オムロン京都太陽の工場にYK STORES様、北九州高専様と見学へ行ってきました。

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これが障がい者雇用のロールモデル!オムロン京都太陽の工場にYK STORES様、北九州高専様と見学へ行ってきました。

オムロンの人理解画像センサ『HVC-P2』の採用事例として、「表情識別センサー並びにIoTを活用したアロマデュフューザー」を開発したYK STORES株式会社様と北九州高専様と一緒にオムロン京都太陽に見学へ行ってきました。

 

オムロン京都太陽は、オムロン株式会社と社会福祉法人太陽の家の共同出資により1985年、主要製品である制御機器の生産工場として設立。創業以来、個々の障がいに適応した人材配置や、生産に必要な治具・補助具・半自動機などを自ら設計・製作してラインに設置するなど、誰もが生き生きと働きやすい環境作りに取り組んでいます。

 

その先進的な取り組みが注目され、世界中の企業や団体から、年間4,000名を超える見学者が訪れているそうです。

左から、Next Technology(北九州高専発ベンチャー)の秦さん、北九州高専の滝本さん、オムロン京都太陽(株)企画部の荒井さん、同部長の堀井さん、YK STORESの吉田さん、羽山(著者)

 

見学した日はちょうど、「障害者雇用促進に関わる環境づくりに関する協定」を京都府と京都市と3者協定を結んだ翌日でした。

 

京都府内の民間企業(従業員50人以上)の障がい者実雇用率は2016年に、法定の2・0%を初めて超えたものの、未達の企業が半分近い実態もあるそうです。協定は3者の強みを生かし、企業に障がい者雇用を促したり、障がい者の就業能力を高めたりするのが狙いとのこと。

 

オムロン京都太陽は障がい者雇用率が80%超であり、長年にわたって培ってきた知見やノウハウを伝えることで、障がいのある方々への就労機会の拡大や働く環境の改善に貢献するということですね。

今回、案内していただいたのは企画部 部長の堀井さんと、企画部 経営企画Gの荒井さんです。

さすがに年間4,000人超の方々に説明しているだけあって、非常に話が分かりやすく、面白いものでした。

 

 

私が特に関心したこと・興味をもったことは以下になります。

 

・袋詰めやリード線の結束など、機械で全自動化できない工程は残る。人が寄与する工程をいかに見つけて改善するかがポイント。

・車いすで、立ったり座ったりが難しい人向けに部品や工具が取りやすい工夫や装置がある。これは健常者にとっても楽な作業につながる。

・検査装置も高価なものでなく、市販の電子秤やWEBカメラで代用し、コストを抑えている。

視覚障がい者向けの体温計も生産している。障がい者が障がい者向けの製品を作るという素晴らしさ。

・通常は中国の工場で生産している血圧計も作っている。理由は中国の富裕層はMade in Japanを好むから。日本人は中国製、中国人は日本製を使うという面白さ。

・業務中に新聞を読んでいる人がいる。理由はスマホなどの予測変換のソフトウェア用に、日々更新されるキーワードを集めるため。ニッチだけど大事な仕事を見つけるのもここの仕事。

YK STORES 吉田さんの感想

とにかく凄い。
過去、海外の家電製品の工場や国内の食品加工工場など色々と見てきましたが
ここまで洗練と言いますか「人」の為に「使いやすく・効率良く」働きやすい環境を
自分たち仲間で見つけ、自分たちやグループ会社の技術で「改善」し、
その改善が働く障がい者はもちろん、結果、健常者にも使いやすいモノを生み出す環境。
そしてその結果、素晴らしい製品を生み出しブランドとしての品質をクリアする体制と自信。

オムロン太陽さんは「ここで働く人によって進化最適化されていく工場」だと感じました。

 

北九州高専 滝本さんの感想

障がい者だからこそ障がい者のことがよくわかる.そこを尊重してきめ細やかな改善を行う.だからオムロン太陽さんは常に働きやすい職場となっていると感じました.これを実現するのは単なる利益追求だけでは難しい.ここに「よりよい社会をつくりましょう」というオムロンの企業理念が大きく効いている.幸せにする人が幸せになるが実践されている一つの形だと感じました!

 

Next Technology 秦さんの感想

障害者が作業しやすいよう徹底的に改善を行った結果,健常者の現場では見落とされているような作業のムダさえも省くことに成功し生産性を向上させている.
そして,大量生産の工場では対応できないような少量多品種の生産を行うという一つの生産拠点として重要な役目を担っている.
これほど合理的で最適化された職場があるのかと驚きました.No charity, but a chance.の言葉通り,本気の生産現場だと感じました.

 

3つのフロアを案内していただきましたが、多くの従業員の方が礼儀正しくご挨拶してくれたのが印象に残っています。

健常者も障がい者も関係なく、働きやすい環境づくりを徹底している工場だと思いました。

 

働くことのヒントをもらいに、みなさんも是非、オムロン京都太陽に見学に行ってみてください。

オムロン京都太陽 工場見学について

関連リンク

■オムロン京都太陽株式会社
http://www.kyoto-taiyo.omron.co.jp/

■YK STORES株式会社
IoT並びに各種センサーを活用した製品並びにサービスの開発 紹介ページ
http://www.ykstores.com/menu/iot/

■北九州工業高等専門学校
滝本研究室「ものづくり人材育成に関する協定」
製品化第1号 北九州市役所でお披露目
https://www.kct.ac.jp/news/h28/h281017-01.html

■「やってみたい」を形にします!北九州高専発ベンチャー企業 Next Technology
http://www.next-tech.co.jp/

■阿蘇小国杉のくらし – 小国町森林組合
小国杉エッセンシャルオイル詳細ページ
http://ogunisugi.com/products/oil

■HVC-P2詳細ページ
http://plus-sensing.omron.co.jp/egg-project/product/hvc-p2/