HVC-P2活用事例:IoTで表情を見える化する環境改善サービス(YK STORES様・北九州高専様・ママスクエア様)

画像センシング事例紹介

HVC-P2

  • 表情推定
  • 顔検出

IoTで表情を見える化する環境改善サービスの実証実験が開始。
IoT表情センシング装置『lattice-egg』

YK STORES 株式会社様・北九州工業高等専門学校様
株式会社ママスクエア様

2017.04.24公開 / 2017.06.30更新

YK STORES株式会社と、北九州工業高等専門学校が共同開発した『IoT表情センシング装置 lattice-egg』を使った新サービス『Power Face View環境改善サービス』の実証実験が、株式会社ママスクエアの協力のもと、ママスクエア神戸新長田店にて開始されました。
こちらの装置にオムロンの人理解画像センサ『HVC-P2』が採用されています。

『Power Face Veiw環境改善サービス』とは

表情のビッグデータを活用する事で、ストレスの少ない環境づくりを目指す環境改善サービスです。
IoT表情センシング装置『lattice-egg』から得られた情報を、sakura.ioを活用しクラウド上に保存。蓄積される表情データを解析する事で、ストレスの少ない環境に導きます。
今回の実験を皮切りに、より多くの場所で表情センシングを行なうことで実用化を目指します。

IoT表情センシング装置『lattice-egg』とは

YK STORES社×北九州高専が共同開発したIoT表情センシング装置『lattice-egg』に人理解画像センサ『HVC-P2』が採用 | オムロン

IoT表情センシング装置『lattice-egg』は、YK STORES社×北九州高専共同開発の第1号機『ストレス度合いを感知して作動するアロマディフューザー』の後継機です。
1号機より『表情データを自動で蓄積する機能』を引き継ぎ、表情のビッグデータを収集。更に、現在YK STORES社が独自に開発を進めるマシンラーニング『Power Veiw』を組み合わせることで、ストレス表情から予測される環境のストレス状況などを数値化する装置として開発されました。

また、事務所などへの設置を想定し、スタイリッシュな外観にモデルチェンジ。インテリアとしても楽しめるデザインとなりました。

表情ビッグデータの収集に、オムロンの『HVC-P2』を採用
人理解画像センサ『HVC-P2』 | オムロン 人理解画像センサ『HVC-P2』は、オムロン独自の画像センシング技術『OKAO Vision』より10種の人理解画像センシング技術を採用しています。 | オムロン

『lattice-egg』のメイン機能である『表情のビッグデータを収集する』部分に、オムロンの『HVC-P2』が採用されています。

人の状態を認識する画像センシング技術『OKAO® VISON』の10種のアルゴリズムとカメラモジュールをコンパクトに一体化したのが、機器組込型画像センシングコンポ 人理解画像センサ『HVC-P2』。
組み込むだけで簡単に、周辺の状態を認識する機能を追加できる画像センサです。

YK STORES×北九州高専の事例インタビューにて、「シンプルで使いやすい」とご好評いただいております^^
表情からストレス度を推定するアロマディフューザー 北九州高専・滝本研究室に突撃インタビュー!(2016.10.21)

1号機から引き続き、lattice-eggでも主に『表情推定』の機能をご活用頂きました。
『喜び』『驚き』『怒り』『悲しみ』『真顔』の5つの情報を取得し、ストレス度の数値化に利用します。
『OKAO® VISON』の表情推定技術は、老若男女、国籍問わず、様々な環境下における人画像を検出・認識し、表情をビッグデータとして蓄積します。

IoTプラットフォーム『sakura.io』により高い安全性を確保

データの送受信には、さくらインターネット株式会社のIoTプラットフォーム『sakura.io』が活用されています。

『sakura.io※』とは、モノとネットワークでデータを送受信するための通信環境と、データの保存や処理に必要なシステムを一体で提供し、かつ安全性を確保するためにインターネットを経由しないLTE閉域網で接続するIoTのプラットフォームです。
Power Face Veiw環境改善サービスは『sakura.io』の導入により、高い安全性を確保しております。

※さくらインターネットは、『sakura.io』のβ版として、昨年より「さくらのIoT Platform β」を提供しており、
 2017年4月18日より『sakura.io』にサービス名を変更し、正式サービスとして提供開始しました。


設置当日の立会いでは、本実験に使用する『小国杉エッセンシャルオイル』もお披露目され、現場スタッフの方々から「いい香り」と好感触でした。
熊本・小国町の名産品として開発された本製品は、九州大学の協力による研究発表の結果、緊張・不安・ストレス等を低減するリラックス効果が実証され、小国杉の持つ抗菌作用や、体の免疫力を向上させるような効果も期待できるとして注目されています。

今回のシステムは、さくらインターネット株式会社の福岡オフィスにも設置予定とのこと。今後の展開が期待されます。

ニュースリリース(2017.4.18)

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表情センサー並びにIoTを活用した環境表情を見える化する
「Power Face View環境改善サービス」の実証試験をママスクエア神戸新長田店にて実施致します。

関連リンク

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人理解画像センサ『HVC-P2』 詳細はこちら
さくらインターネット IoTプラットフォーム 『sakura.io』 詳細はこちら
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